オンラインヨガ 日英バイリンガル
- Yogini Summer
- Mar 2, 2020
- 4 min read
コロナウィルスの影響を受けて春休みに先駆けて日本の学校が休校になってしまった。
衝撃のニュースが海を渡ってNYにも届きました。

ニュースやSNSから流れてくる様々な不満や閉塞感が
とても人ごととは思えず。
無論アメリカも対岸の火ではないのですが、学校は普通にあるし、
幸いそこまで物資が足りなくなることを実感するほどには至っておらず、
ありがたいと思える状況です。
そこで、私が限られた時間で何ができるか考えました。
仕事と子育ての板ばさみとなり、ストレスフルな状況に置かれた大人、
学校に行けず好きな友達と会えず、兄弟喧嘩がエスカレートする状況。
少しでもこの状況に休止符を打てるよう、オンラインヨガを期間限定で
提供できないかと友人に限定して案内を出しました。ヨガはマインドフルネスの実践の一つの方法です。脳科学的にもストレスレベルを下げる効果が立証されています。
時差が15時間もあるので、限定された時間帯にも関わらず、
10世帯以上がサインアップしてくれました。
個人的に頼まれてオンラインで教えることはあったのですが、
一人の人に教えることはあっても、
「一対多拠点」:複数のパソコンが繋がっている状況
「一対一拠点の複数人数」:パソコン画面の向こうにたくさん人がいる状況
はまだ試したことがなかったので私にとっても非常に良い勉強になりました。
このご家庭は、小学校5年生の男の子と小学校3年生の女の子の兄妹。
インターナショナルスクールに通わせているというご家庭ですが、
日本に住みながら、英語に触れる機会をたくさん持たせようというお母様の計らいもあり、英語と日本語を混ぜながらのヨガレッスンになりました。
ポーズの名前や体の動き、体の箇所を動かしながら、英語で繰り返し伝える。
子供が理解したな、と思ったら何度か実際に言わせてみる。
英語の指示を難なくこなしていたら、英語を理解しているサイン。
英語の指示がわからなくて、体が縮こまっていたり、違うことをしていたら、英語がわからないサイン。その時には違う言い回しをしたり、それでも伝わってないなと感じたら、
日本語でサポート。その後日本語を英語に置き換えて言う。するとすんなり英語の指示を聞き取って体を動かす。
ヨガで体を動かし始める前に実際に少しビジュアライゼーションメディテーション(視覚瞑想)を行なっているので、体がリラックスしてすんなりと脳みそにいろんな情報がすんなり入ってくるのです。
人間は感情を伴う記憶は脳みそにインプットされやすい。そして思い出しやすいと言う特徴を持っています。
楽しい記憶と様々な体の動きを英語と日本語両方で自然に体に刻み込ませることにより、言語を区別することなくストレスなく英語を習得していく様が読み取れました。
レッスンの後に、このポーズは?と聞いてみると英語で"Extended Mountain Pose"と元気に回答してくれました。 おそらく彼女はExtendedと言う言葉が『伸びる』と言うことを腕を伸ばした状態と関連づけていつまでも覚えてくれることでしょう。
今回、1人の大人、2人の子供を同時にレッスンしたメリットとしては、家族の助け合い、束の間の兄弟喧嘩の休戦の時間になっただろうと思われること。同じ経験をしたことで後から感想を共有し合えることだと思います。
改善すべき点は、画面の向こうにいる3人の生徒さんを同時に映し出すカメラワークがなかなか難しく、私、インストラクター側が基本的に一人のお嬢さんの様子しか視覚で捉えられなかったこと。
画面をテレビなどの大きな映像で映し出すことが課題となりました。
できれば、自撮りスタンドを活用して高さを出すことで複数人数を映し出すことができます。
また、iPad/iPhoneの画面が小さすぎてインストラクターが見づらいと言うのも一つの課題。

Screen Mirrorと言う方法でiPad/iPhoneの画面を自宅のTVのような大きな画面にアップすることができますので、事前にその対応をしておくと人数がたくさんいても声だけに頼ることなく、画面をたくさんの人がみることができます。
会社のテレビ会議システムと同様に顔が見えるのと声だけなのとでは全く把握できる情報量が違います。
スクリーンをうまく活用し、よりオンサイトに近い形でのレッスンが提供できるようになればと思います。
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